最新 置場
201202 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 
201301 02 03 04 05 06 09 10 11 
201401 02 05 06 08 11 12 
201501 02 05 
201705 06 07 09 10 11 12 
201801 02 03 04 05 06 07 09 10 12 
201901 06 07 11 12 
202004 05 06 07 08 09 
202103 04 05 07 11 12 

2015/02/02 (月)
節分!(絵なし)
一日早いけど節分関係のお話。

昔話っていいですよね。人外x人間の豊作。
ほとんど最後はアレですけど…なんだろう二人で幸せなエンドはないのか!
アニメ昔話で「猿婿」初めてみたとき猿さん頑張りやさんだなぁ!可愛いなぁ!と思ってたら最後むごくてショック受けた。
つか人外を懲らしめる娘つええよ!人外と結婚するから強いのか。それもまたいいですね。でも二人で!幸せになってほしい。

童話の美女と野獣最高に好きです。最後人間に戻ったのは見なかったことにしてます。

節分の時期になると鬼の話多くなるのでたまりません!
先週見た昔話で「鬼とお福」見てその話を作ってみました。
鬼とお福をペースにしてますが、ほとんど見る影もありませぬ。
節分関係なかったとです。

かなり改変してますのでよろしければどうぞ。






----------------------------

鬼と娘(鬼とお福の改変話)








むかしむかし、

とある小さな村では長い間雨がちいとも降らず、酷い干ばつに見舞われておりました。

困り果てた村の人々は山の上の堂に住む祈祷師さまに雨降らせるようお願いしにいきました。

祈祷師がどんなお祈りしても一粒の雨さえ落ちて来ません。

いつもなら雨を降らせることができるのですが、実力者である祖母、小鬼さまが長い間出かけていて、代わりにお祈りしているのは孫娘の小明です。

困った小明のところに七尺あろうかという朱い鬼がやってきました。

娘は朱い鬼に向かって「前鬼」と言いました。

朱い鬼は「よぅ小明、今日もちぃとも雨降らないなぁ」と嫌味たっぷりに言いました。

朱い鬼は小娘のお祈りが通じない様子を見てはせせら笑いました。

娘はむっとなり、あんたは出来るのかと訪ねました。

鬼と娘。傍から見るとおかしな関係でした。朱い鬼が堂にやって来たのはひとつき前でした。

堂にやってきた恐ろしい形相した朱い鬼は、ジジィはどこだと娘に聞きました。

はじめて鬼を見た娘は恐る恐るとここにいるのはあたしと祖母だけだと言うと、

あのジジィ逃げやがったな!と毒を吐きました。

娘はなんのことかわからずにいると祖母から聞いたあの朱い鬼を思い出しました。

遠いご先祖さまがこしらめて封印しましたが、どうやらその封印が解けたようです。

封印したのは村人に色々と迷惑かけたからと聞いています。

今でも村に迷惑かけてますが、娘が注意するとあっさりと引き下がります。

祈祷師としての実力はいまいちでしたが、鬼の扱いはピカいちです。

娘は朱い鬼を見ると祖母から聞いた話と違うような気がしてきました。

昔話とはそんなものです。

今では小娘のお祈りが失敗している様子を見てはからかって面白がってます。

娘も負けてはいません。その都度言い返しています。

「はっ滑稽だな。よし、おれ様が雨を降らせてやろう そしたらてめぇを貰う。三日後戻ってくるぞ 約束だ」

一方的に約束した後、朱い鬼は去りました。

やがて雨が降りはじめ、三日間降り続けて川が戻り畑も田も元気になりました。

村人はたいそう喜びました。

そして雨が止んだ頃に朱い鬼は約束通りにやってきました。

小明は一方的とはいえ雨を降らせてくれたので一緒に行くと決心しました。

祖母に会えなかったのが心残りでした。

朱い鬼の住処までは樹海のように道がいくつも分かれていて簡単に村には帰れそうにもありません。

鬼の住処といっても寺の廃墟のようなところでした。

娘は言いました。あたしはここで何をすればいいの?と朱い鬼に訪ねました。

食べられるかとおもいきゃ朱い鬼は娘になにもせずどかっと座ってるだけでした。

娘が不思議がるのも仕方が無いかもしれません。

朱い鬼は長い間ここに縛り付けた小角のジジィに仕返しをしようと村まで降りましたが

小角はとうの昔にくたばって居たのは小娘だけでした。

娘を連れてきたのはいいがその後を考えておりませんでした。

食べるのも一興ですが、食べたらお終いなのでやめました。

苦労させてやろうと思い、掃除でもしとけと娘に命令しました。

娘はみるみるうちに埃だらけだった廃墟を綺麗にしました。住み心地ばっちりです。

次に朱い鬼はオレ様の飯をつくれと娘に命令しました。

朱い鬼が持ってきた具材からとても美味しそうな料理ができあがりました。でざあと付きです。

なかなかいい娘を手に入れたと思い、そばに置くことにしました。

相変わらず口うるさいのが少々難でしたが悪くありませんでした。




そして、秋と冬から春が来て

娘は里が恋しくなって家に帰りたいと何回も朱い鬼にお願いしましたが、駄目だと一蹴されてしまいました。

それで諦める娘ではありません。

こんなことあろうかと、鬼の住処に連れられたときに種を蒔いておいたのです。

外では菜の花が咲いて村までの道を鮮やかに指していました。

鬼が寝てるうちにそろりと抜け出し、菜の花が続いている村まで走りました。

娘が逃げたと知った鬼は怒り狂って娘を追いかけました。

朱い鬼の怒号を聞いた娘は ああ、もうじき村に着くのに!と悲観してしまいました。

後ろから朱い鬼がやってきます。

「前鬼、お願いよ!あたしに祖母を会わせて!」

朱い鬼は聞いてくれません。大きな牙をぎらりとちらかつせて追ってきます。

いよいよ娘を捕らえようとしたとき、朱い鬼は見えない壁にぶつかりました。

娘はそのまま走って村に帰りました。

結界を張った祖母の所に飛び込んで二人は再会を喜びました。

その様子を見た朱い鬼は「小明」と呟き、寂しげな顔をして住処の所に戻りました。



しばらくして何日か経ったとき、朱い鬼の住処に娘が帰ってきたのです。

娘は祖母に会ってちゃんと伝えたくて帰りたかっただけでした。

朱い鬼は喜びそうになるのを隠して、物好きめと言いました。

娘はにっこりと笑って、お互い様よと言い返しました。

そうして二人は仲良く幸せに暮らしましたとさ。




おしまい。

2015/02/04 (水)
どうにか。
復旧しました!
友人のヒキコウモリさんにお願いしてよかったです…!
元のデザイン消えてしまったようなのでお借りしました。
しばらくはこのままで…デザイン変わるとなんか慣れないなぁ

過去の全記事に COMMENT(0) ありますけど、メッセージ入れないでください。
消し方分からない…!
頂いても多分私気づかないと思います。
連絡ありましたら、↑の連絡でお願いします!

02/05追記
本気でデータ消えたと思ってたので昨日サイト改めて作ったんですよ。
一生懸命カスタマイズ。まぁ結局無駄になりましたけど(´・ω・`)

http://o0o0.kuron.jp/kotonaru/

10日間だけお試しで借りたサーバーなのでしばらくしたら消えます。
…いや見に行っても何もないけど。
せっかく作ったので置きたかっただけです。中身はないです。
消えたらそのまま消します。
外出先でも編集できてすごく便利でした。最後の最後まで迷いました。



--------------------
これだけなんなのでUP忘れたやつ。


家出童子
grp0204235236.png 430×430 137K

201202 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 
201301 02 03 04 05 06 09 10 11 
201401 02 05 06 08 11 12 
201501 02 05 
201705 06 07 09 10 11 12 
201801 02 03 04 05 06 07 09 10 12 
201901 06 07 11 12 
202004 05 06 07 08 09 
202103 04 05 07 11 12 




一覧  /  連絡

Diary CGI:nicky!